「ポイラー2級」も持っていても損はない資格です
しかし、ボイラー技士としてマッタリと仕事するのは、かなり難しいと思います。
何故ならば、貫流ボイラーの普及により、資格の必要なボイラーが少なくなってきたからです。
それでも、「ボイラー技士2級」の人気があるのは何故なのだろう?
それは、就職や転職時に必要とされる資格だからです。
1、ボイラー技士として仕事をするのは難しい
このページは以下のページの前段階として書きました
ボイラー技士の勉強に入る前に、知っておいたほうがいい事について書いていくつもりです。
貫流ボイラーという安全性の高いボイラーが普及したおかげで、ボイラー技士の資格を必要とするボイラーはだいぶん少なくなりました。
※貫流ボイラーの電熱面積は、法的には1/10としてみなされる
つまり、昔のようなボイラーマンは少なくなっています。
そして、現在のボイラーマンとして働いている人が、他の職に就く可能性は薄そうです。
ゆえに、新参者がボイラー2級の資格を取ったところで、ボイラーマンになれる可能性は限りなく薄いです。
ただ就職時や転職時には、他の資格ほどではないですが、多少の評価はあります。
資格の必要のないボイラーでも、資格者に扱わせるほうが安心だから、かな?
また、大型ボイラーを置いてある職場では、資格がないと就職は難しいかも。
2、ボイラーだけは特殊なので・・・・まずはテキストを
過去問オンリーが一番効率がいいのはわかっていますが、一般人には知らない単語ばかりなので、まずはテキストをお勧めします。
まずは理解と暗記
勉強嫌いな管理人2は、いつもアウトプット中心の勉強方法を勧めています。
しかし、ボイラー技士の資格試験は、範囲は狭いが専門的な狭くて深い知識を問われる問題が多いです。
そのため、いきなり問題集から始めても、「知らないものは、答えようがない」
ザッとテキストを終わらせてから、問題を解くことをお勧めします。
お勧めのテキスト2選 +問題集1選
2級ボイラー技士受験教科書 向学院
「3回復習をつづけると、きっと1回で合格できる」というキャッチフレーズの向学院が出版しています。
危険物乙4の赤本で有名な向学院ですが、こちらも赤本ほどではないですが、ソコソコ秀逸です。
管理人2は、問題集の方はほぼ手付かずでしたが、このテキストはなんとか3周しました。
一発合格! これならわかる2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集
問題集部分が少ないけど、参考書または教科書として、「2級ボイラー技士試験」は解説が解かりやすいです。
ドシロウトならば、理解しながらの方がいいと思います。
仕上げは過去問で・・・詳解 2級ボイラー技士過去6回問題集〈’17年版〉
確実に合格を目指すなら、やはり過去問です。
6年分ですが、充分かと。
使い方は、選択肢の一つ一つまで、理解と暗記をすること。
問題集に関しては、向学院は解説が極小なので、こちらをお勧めします。
1回目がかなり苦痛だと思いますが、「過去6回問題集」だけでも合格は可能です。
3、水の膨張
水は膨張する
0~4℃では膨張率は負、4℃で0、10℃くらいまではほとんど0に近く、高温になればなるほど膨張率が大きくなるという非線形な挙動をしますので、温度域によって膨張率も大きく変化します。
水は想像以上に温度によって膨張します。
そして、膨張した水は圧力では縮まらないので、水の逃げ道がない。
逃し弁が作動しないと、ボイラー本体が破裂する。
ボイラー内は加圧されているので、水という液体です。(120℃~180℃)
しかし、大気圧まで減圧されると、全てが水蒸気に(100℃で沸騰して気体に変わる)
※ちなみに真空状態では、水は4℃で気化して水蒸気になります。
水蒸気になると1700倍になる 温度は2500℃まで
そして、温度は2500℃まで上がるかも。
2500℃以上になると、水素原子と酸素原子に分解されて再結合しなくなります。
水の膨張がわかっていないと、「実技講習」は苦痛なだけです。
4、圧力の基礎
ボイラーを扱う場合、圧力の基本的なことの知識は必須条件です。
知らないと危ない。
特に単位については、感覚である程度はわかる位にはなっておいた方がいいと思います。
圧力の単位については下記のページに備忘録として書きました。
[圧力の単位] 備忘録としてまとめてみた1 ついでにSI単位についても・・・
Ps・・・危険物乙4の方が先かな?
ボイラー2級もあっても損はない資格ですが、その前に危険物乙4を取るべきです。
資格としても有用ですし、ガス炊きのボイラーも増えたけど、油炊きのポイラーもまだまだあります。
そして、発電機はほとんどが油炊きです。
【危険物乙4 受験体験記】 本当に20時間で合格できるのか?
読了、ありがとうございました
また、どこかで・・・