【冷凍機械責任者】  3種と2種のどちらを受けるべきなのか?

Secret 07.01 その他の資格
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よく耳にする「ビルメン4点セット」とは、電気工事士、危険物乙4、ボイラー技師、冷凍機械責任者の4つの資格です。

ただ、冷凍機械責任者の必要な冷凍機はほとんど残っていないらしい。

 

ということならば、この資格を取得する意味はあるのだろうか?

また「2冷」と「3冷」、どちらを受験すべきなのだろうか?

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冷凍機械責任者とは?

冷凍機械責任者(れいとうきかいせきにんしゃ)は、高圧ガス保安法に規定される高圧ガス製造保安責任者の資格区分の一つ。冷凍にかかわる高圧ガスを製造する施設において保安の業務を行う資格。

Wikipedia 冷凍機械責任者 より

 

 

冷凍機械責任者の区分  ただ資格が不要な機械が多い

第一種冷凍機械(1冷):全ての製造施設の保安が可能

第二種冷凍機械(2冷):1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設の保安

第三種冷凍機械(3冷):1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設の保安

 

高圧ガスの取り扱いは大変危険です。

そのため大型の冷凍機械を取り扱う際にはこの資格を保有している作業員が行う事が法律で定められています。

しかし、最近では保安業務を必要としないユニット型の冷凍設備や地域熱供給の冷凍設備を導入している会社が増えてきています。

 

 

必須ではなくても、転職時には有用です

冷凍機械責任者の資格が必要な機械は、工場等以外ではほとんど残っていません。

しかし、この資格を保有していると冷凍サイクルに関する知識があるという事の証明になります。

ゆえに、冷凍機械を設置している会社へ転職(or就職)する際にアピールポイントになります。

 

 

またビルメン業界では「冷凍機械の運転経験5年以上または、冷凍機械責任者資格所有」というような求人もよく見かけます。

つまり、取得しておいても損はない資格だと思います。

ボイラー技士と似たような位置付けかな。

 

 

冷凍機械責任者の意外な価値  各種資格の受験資格や受講資格になる

冷凍機械責任者資格は、各種資格の受験資格や受講資格になります

 

1、職業訓練指導員の受験資格が与えられる

  • 第一種冷凍機械責任者は、職業訓練指導員 (冷凍空調機器科)試験の受験資格が与えられると共に学科が一部免除。
  • 第二種・第三種冷凍機械責任者は同試験の受験資格のみ与えられる(学科免除は無し)

 

 

 

2、社会保険労務士試験の受験資格に該当

  • 第一種冷凍機械責任者は、社会保険労務士試験の受験資格です。

※厚生労働大臣が認めた国家試験に該当します。

 

 

 

3、建築物環境衛生管理技術者登録講習会の受講資格に該当

  • 第一種冷凍機械責任者免状  :1年以上
  • 第二種冷凍機械責任者免状  : 2年以上

 

 

ビル管理士の資格取得への最短ルートかも

 

 

 

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冷凍機械責任者資格の受験資格  なし

1種、2種、3種とも受験資格は定められていません。

学歴や職歴・年齢・性別を問わず試験を受けることができます。

 

 

冷凍機械責任者資格の取得方法

「全科目受験」と「科目免除受験」の2つの方法があります。

国家試験で全科目受験

通常の試験で取得する方法です

  1. 法令
  2. 管理保安技術
  3. 学識(1,2種のみ)

 

 

講習受講&検定試験合格後に科目免除で国家試験

検定試験合格で「学識」「管理保安技術」免除が免除になります。

※検定試験合格率は、90%~です。

  1. 国家試験は「法令」の1科目のみ

 

冷凍機械の講習については下記のページに詳細が・・・

 

 

講習&検定費用が約1万6千円かかります。※平成30年度時点
そして日程調整が(3日講習+1日検定試験+1日本試験)かなり大変かも。

 

 

冷凍機械責任者の難易度   やや高めかな

合格率は例年30%~40%とやや低めです。

消防設備士と同じぐらいかな。

そして、試験は少しひねくれた感じです。

 

試験合格率は30%~40%   ※免除ありは90%弱

成29年度の冷凍機械責任者の受験者数・合格者合格率は、以下のとおりです。

10人受けて3~4人程度の合格率です、難易度はやや高いと言えます。

 

免除なし

受験者数合格者数合格率
第二種2,823人846人30.0%
第三種8,120人3,007人37.0 %

※H29年度

 

 

 

科目免除(法令だけ受験)

受験者数合格者数合格率
第二種282384686.9
第三種2023172185.1

※H29年度

 

 

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試験内容

試験科目は3種類

冷凍機械責任者の試験は、第一種と第2種は試験科目は同じです。

3種は、学識(応用科学・機械工学)の科目がありません。

  1. 高圧ガス保安法に係る法令
  2. 保安管理技術
  3. 学識(応用化学・機械工学)

 

第三種冷凍機械責任者試験

  1. 法令 20問      : 60分
  2.  保安管理技術 15問  :90分

 

第ニ種冷凍機械責任者試験

  1. 法令 20問 60分
  2. 保安管理技術 10問 90分
  3. 学識 10問 120分

 

 

試験日

毎年11月の第2日曜日、午前9時半開始と決まっているようです。

 

 

願書受付

毎年8月の終わり1週間から9月の最初の1週間のようです。

インターネット申請にも対応しています。

高圧ガス保安協会のホームページに詳しい日程が載っています。

 

 

合格点   全科目6割以上

全科目を、それぞれ60点以上とれば合格です。

法規が100点でも保安管理技術が50点だったら不合格です。

危険物資格試験と同じ考えみたいです。

 

試験問題   正しいものを選べです

通常、択一式の問題は「誤っているものはどれか」となりますが、冷凍機械責任者試験の問題は 「正しいものを選べ」がほとんどです。

この正しいものを選ぶというのは同じように思えますが、誤っているものを選ぶよりは難易度は上がります。

 

 

講習検定は

1種冷凍は年1回のみです。検定試験日は5月の末あたり。申し込みは、3月中旬~です。

2・3種は年2回(上期(前期)、下期(後期))あります。上期申し込みは4月上旬~、試験日6月末ぐらい。下期(後期)申し込みは正月明け、試験日は3月初旬あたりです。

 

※平成30年度の申し込みは、H31.1.7~ 1.15(郵送) 1.16(電子申請)でした。

 

詳細は、高圧ガス保安協会(KHK)

 

 

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講習検定についての個人的見解

高圧ガス保安協会が行っている講習を受け検定試験に合格すれば、11月(国家)試験は「法令」のみ受験になり、これに合格すれば冷凍機械責任者の免状がもらえます。

16,000円ぐらいの受講料と3日間の講習会を受ける必要があり、さらに講習検定試験に合格しないと11月の法令試験を受けられません。

 

2・3種は3月と7月頃の年2回で、講習会はその前1ヶ月間のうちに行われます。
※1種の検定試験は6月頃、講習会はその前1ヶ月間のうちに行われます。

申し込みは講習の2ヶ月ほど前になります。

講習を受ければ1年近くはかかりますが、ほぼ免状は手に入ったも同然です。

資格の「個人的な難易度」と「有用性」、「期間」と「費用」を考慮して・・・

 

管理人2は講習はうけません。
理由は特に必要が無い資格であり、お金と時間の無駄だと思うからです。
そして、実務で触っているので、免除なしでも試験合格は可能だと思っているからです。

 

 

お勧めテキスト 3選

 

トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト

冷凍機械の冷媒や空調の仕組みについて、初学者の理解のためには、最適な参考テキストです。

管理人2の勤め先にも置いています。

かなりの現場で、この本が置かれているかも。

 

 

amazonで一番評価の高い参考書です。

各分野ごとに重要項目がまとめられており、図解入りで理解しやすいというレビューが多かったです。

本屋で見た中で一番わかりやすそうだったというレビューもありました。

 

 

現場で暇つぶしにたまに読みますが、「たしかに解かりやすい」です。

冷凍機械責任者資格試験は、理解をするのが一番の近道です。

 

 

SIによる初級冷凍受験テキスト

第三種冷凍機械責任者資格の公式テキストみたいなものです。

ほとんどの問題がこの本から出題されます。

 

講習会でもこのテキストを使用していて、講師が重要で線を引くべき箇所を教えてくれます。

初学者には難解な表現もあるかもしれません。

しかし、この本を一冊マスターしていれば、合格は確実です。

 

 

 

どうしても、試験で合格したい人向きの参考書です。

ただし、少し時間効率的には悪いかも・・・

管理人2のお勧めは、次の問題集です。

解説の理解が難しい場合には「トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト」を・・・

 

 

第三種冷凍機械責任者試験模範解答集 平成30年版

やっと、過去問登場です。

6年分の過去問が、掲載されています。

基本的なことがわかっている人は、この本だけで合格できます。

 

 

 

この過去問題集の良いところは、解説がしっかりしている所です。

問題を解いて自分が間違えたところの解説を読み、復習することで頭に入り、内容を暗記できれば、過去問題集だけでも三種冷凍試験の合格は大丈夫です。

 

 

 

「脳はアウトプットを繰り返すことで、記憶を形成していきます」

参照↓

 

上記ページの「最後の章 記憶の定着についての論文を検証」にアウトプット中心の勉強方法の利点について書きました

 

 

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結論は、試験なら3種そして講習なら2種

試験を受けるなら「3冷」から

「2冷」も「3冷」も難易度は変わらないという人がいますが、全然違うと思います。

何故ならば、「2冷」では試験科目に学識が入ってきますし、保安管理技術でもエンタルピーのからんだ計算問題が出題されます。

「2冷」の計算問題は理解するのに、独学ではかなり時間がかかります。

 

資格試験は合格してナンボです。

惜しかったでは、無価値です。

ならば、少しでも合格の確率を上げるためには、まずは「3冷」から。

 

講習なら「2冷」で

講習を受ける余裕があるなら、考えるまでも無く「2冷」ですね。

 

講習はお金も時間もかかります。

ただ、それさえクリアできれば、本試験は「法令」のみです。

2冷なら「保安管理技術」と「学識」が免除に・・・

 

 

なによりも「2冷」は、色々な資格の受験資格や受講資格に該当しています。

そういった意味では、ステップ・アップには最適の資格かも。

 

 

読了、ありがとうございました

また、どこかで・・・