「サラリーマン」→「自営」→「怪しげな職業」を経て、「ビルメン」をやっている管理人2です。
ビルメンは低収入ですが、かなり気に入っています。
「ビルメン」になるには資格が大事
一番大事なのはもちろん実力ですが、そんなものはかなりの時間一緒に働いていないと解からない。
ただ、独立系のビル管理会社においては、受託先が有資格者を求めているところがほとんどなので、まず資格がないと仕事が出来ない。
資格がなくても入れるビルマネジメント会社もあるみたいですが、もちろん資格があった方が有利です。
全くの未経験でも、「電工2種」と「危険物乙4」の資格があれば、ビルメンになるのは可能だと思います。。
「ビルメン」になるための資格 お勧めの順番
自分は職業訓練所に通い、いくつか資格を取りました。
その後は、ビルメンとしてノンビリとした生活を送っています。
訓練所では実技の講習があったので、たいへん助かりました。
参考までに、重要度順に並べてみた
取得する順番なら、下記の順番がお勧めですが、重要度順なら・・・・
- 電験3種
- 建築物環境衛生管理技術者
- 電気工事士(1種 > 2種)
- 危険物乙4
- 消防設備士4類
- 冷凍機械責任者(2種 or 3種)
- エネルギー管理士
- 消防設備士6類
- ボイラー技士
職業訓練所(ポリテクセンター)経由
- 2級ボイラー技士
- 危険物乙4
- 第2種電気工事士
- 第6類電気工事士
2級ボイラー技士
ボイラー技士の資格を取るには、筆記試験合格とは別に、3日間にわたる実技講習の受講が必須です。
管理人は訓練所で無料で受講できました。
また、筆記試験前には、集中講義もあったので、すんなりと資格取得が出来ました。
危険物乙4
ガソリン、軽油、重油などを指定数量以上保管している場合に必要になる資格です。
有資格者でないと、月に一度の法定点検ができません。
割と簡単に取れますが、かなり有用な資格です。
第二種電気工事士
電気の初歩の初歩の資格です。
ビルメンには、必須の資格です。
現場責任者には、電験が求められていることが多いですが、「電工2種でも良し」とする現場もあるみたいです。
電験は管理人のような元「文系ホワイトカラー」には、ハードルが高すぎです。
電工の資格試験は、筆記と実技の両方に合格しなければいけません。
筆記は直前の暗記で何とかなると思いますが、大変なのは筆記合格後の技能試験です。
管理人の通ったポリテクセンター(職業訓練所)では、実技試験の対策にかなりの時間を充ててくれました。
また、練習用の材料も、無料でふんだんに利用できました。
消防設備士6類
6類は消火器に関する資格です。
現場で必要なのは、自火報などに関する4類ですが、試験は6類の方が簡単です。
ビルメンになるだけなら、電工2種と危険物乙4があれば何とかなりますので、「消防関連の法律の知識の証明に6類でも取得しておけば役に立つかな?」と思っています。
「消防設備士4」の資格試験受験時には、「6類」で覚えた法律の共通部分が役に立った記憶があります。
独学で資格を取るのだ
- 危険物乙4
- 第2種電気工事士
- 第4類消防設備士
ボイラー技士は、3日間にわたる実技講習の受講が必須です。
お金もかかるし、予約も大変だし、そして何よりも・・・
「ボイラー技士」の資格を必要とするボイラーが、現在ではほとんどないのだ。
ただ、圧力についての知識は絶対に必要なので、「ボイラー技士」か「冷凍機械責任者」か「高圧ガス製造保安責任者」のどれかを勉強することをお勧めします。
上記資格を取得したら
- 消防設備士(4類 or 6類)
- 第3種 冷凍機械責任者
- 第2種 冷凍機械責任者
冷凍機械も資格が必要とされる設備は比較的少ないです。
しかし、必須資格の1つとしてあげられている現場がたまにあります。
3冷も2冷も難易度はあまりかわりませんが、2冷を資格要件としている現場は多いです。
ただ、実務経験がないと、仕事での役に経たないと思いますが・・・
電気と圧力の知識や経験は、自分の身を守るためにも必要です。
経験がないのなら、まずは基礎知識から・・・
時間が取れる方には、2種冷凍機械責任者(2冷)の講習受講をお勧めします。
冷凍機械に関する法律の試験だけで資格が取得できます。
しかも、講習の終了試験は永遠に有効だったはず。
「ビルメン」として成長するための資格 お勧めの順番
「成長」というよりは、管理人にとっては、「安心」のための資格かな???
「ビル管理士」を取得できたので、この先は仕事にあぶれるという事は無いと思っています。
また、資格手当て目当で取る人も沢山います。
- 建築物環境衛生管理技術者
- 電験3種
- エネルギー管理士
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)
比較的簡単に取れて、転職時に役に立つ資格です。
そして、資格試験対策で得た知識が、仕事での役にもたちます。
暗記だけでとれますので、元ホワイトサラリーマンさんには、お勧めです。
電験3種(電気主任技術者)
世間的には、電験持ちは電気のプロです。
認定でとるのはホワイト族には非現実、試験でとるのも難しそう。
でも、持っていると何かと重宝です。
他の試験の講習受講の要件にもなっていたり、実務経験があれば電工1種も無試験でもらえたりします。
ただ、計算が得意でないと、試験合格は難しそう。
エネルギー管理士
就職や転職の武器としての資格としての「エネルギー管理士」には、かなり懐疑的です。
なぜならば、専任義務のある大きな現場が少ないからです。
しかし、しかし、などだ。
現場では超重宝されるし、実務では非常に役立つ(・・に違いない)。
また、実務経験の深いベテランの方には、ものすごい実力者もいらっしゃいます。
特に、空調管理の仕事では、非常に役に立ちます。
全ての知識が必要になるので、現場では最強です。
問題は、必須とされるのがかなり大きな施設ばかりで、ほぼプロパーの社員が講習で取得済み、見たいな感じです。
ただ、これからの脱カーボンの時代には、必須になるところが増えるかも・・・
このページのまとめ
- ビルメンへの転職考えている方向けに、資格取得の順番について書いてみた
- 訓練所経由なら :1、ボイラー技士 2、危険物乙4 3、電工2種 4、6類消防設備士
- それ以外なら :1、危険物乙4 2、電工2種 3、4類消防設備士
- その後に取得しておくと良い資格について記載
読了、ありがとうございました
また、どこかで・・・