【冷凍機械責任者 難易度】 合格率が低い原因は、出題形式なのか?

Study 01.01 冷凍機械責任者
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第3種冷凍機械責任者の資格試験に申し込みましたが、勉強がはかどらない。

過去問をやってみると、甘めに採点しても20点もいきません。

正解した問題も、勘が当って正解しただけです。

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第3種冷凍機械責任差者の試験の概要

 

  • 保安管理技術と法令に分かれている
  • 五肢択一
  • そして、かなりひねくれた試験
  • ともに60%以上で合格

 

かなり、ひねくれた試験です。

正直な話し、今年は合格できる気があまりしません。

しかし、ほんの少しかじっただけでも、実務でけっこう役に立っています。

詳細は下記のページで・・・

 

 

 

 

点数が取れない理由は?

 

過去問を少しやってみましたが、点数が全く取れません。

点が取れない一番の理由は、問題の出題形式かな?

 

 

保安管理技術の「付属機器」に関する問題を検証してみる。

「付属機器」は、暗記のみで正答できるので、かなり簡単な問題です。

 

 

付属機器に関する問題    過去問 保安管理技術より

 

問題文

 

正しいものを選べ

、油分離器は、圧縮機の吐き出し管に取り付け、冷媒と潤滑油を分離し、凝縮器や蒸発器に油が送られて、冷却管の伝熱を妨げるのを防止する

 

、液分離器は、蒸発器と圧縮機の間の蒸気配管に取り付けて、蒸気と液を分離し、冷媒蒸気だけを圧縮機に吸い込ませて、液を圧縮機に流れ込まないようにし、液圧縮を防止する

 

、アンモニア冷凍機では、凝縮器を出た冷媒液を過冷却するとともに、圧縮機に戻る冷媒蒸気を適度に過熱させるために、液ガス熱交換器を設けることがある

 

、フルオロカーボン冷凍装置の冷媒系統に水分が存在すると、装置の各部に悪影響を及ぼすので、冷媒液はドライヤーを通して、水分を除去するようにしている

 

)イ、ロ

)イ、ハ

)イ、ニ

)ロ、ニ

)イ、ロ、ニ

 

 

選択肢が組み合わせになっている

 

他の試験では「正しいものを選べ」でも「間違ったものを選べ」でも、選択肢は組み合わせでなく、単体でした。

 

正しいものを選ぶのは難しくても、間違っているものは自信を持って回答できます。

選択肢の中が単体であれば、間違っているものを消すことによって、選択肢の数を減らしていくことが可能です。

 

しかし、「冷凍機械責任者」では、上記の方法が通用しにくい。

 

 

間違っているのは、ハ)  正しそうなのは、ニ)

 

イ、ロ、ハ、ニの中で、あきらかに間違っているのは、ハ)です。

何故ならば、アンモニア冷凍機械では、「熱ガス熱交換器」を使用しないからです。

 

そして、ニ)は、これといって間違いを特定できる場所が無いので、正答とします。

 

 

危険物乙4ならば・・・

 

この事(あきらかな不正解)を知っているだけで、「危険物乙4」や「第2種電気工事士 筆記試験」などでは、「間違っているものは?」を問われた場合には、正解できます。

 

 

また、実際に、ニ)が正答の場合には、「正しいものを選べ」でも、正解できます。

 

 

 

冷凍機械責任者では

 

ハ)が間違ってるのが解かったとしても、まだ4つの選択肢が残っている。

ニ)がなんとなく正しそうなので、ニ)を勝手に正答とみなします。

しかし、ここまで特定できたとしても・・・

 

・・・選択肢はまだ、3つも残っている

 

 

そして、1)も2)も、結論である「冷却管の伝熱を妨げるのを防止する」と「液圧縮を防止する」は、何となく正しそうですが・・・

取り付ける場所の正確な名称まで覚えている人は少ないだろう。

 

 

管理人2は、イ)または ロ)のうちどちらかは間違っているだろうと推測して、唯一の正解である、イ、ロ、ニを選べませんでした。

 

というわけで、ある程度まで解かっていても、なかなか正解にたどり着けません。

 

 

1つの選択肢の中に、記号が1つ、2つ、3つ、とかあるのが、試験を難しくしている最大の理由に違いない

 

 

 

過去問をやってみた

 

試験まで25日ありますが、過去問の1周目が終わりません。

特に、「保安管理技術」が難しすぎる。

厳しめに採点すると、オール0点に近いです。

 

 

過去問を100点換算してみた

年度 保安管理技術 点数 法令  点数
H24年度 0点(1問7点) 5点(1問5点)
H23年度 0点 25点
H22年度 21点 20点
H21年度 14点 30点
H20年度 28点 40点

 

法令は何とかなりそうな予感はしていますが、保安管理技術は細かすぎる。
冷凍機械を分解することなど、一生無いのに・・・

 

 

受験するかどうかで迷っていますので、古い過去問を購入しました。

実は、現在も迷っています。(理由は、不合格だと思うので時間の無駄だから)

 

 

今後の対策は?

 

具体的な対策といっても、かなり難しいですね・・・

1、正確な知識を増やす

2、冷凍サイクルについて細かいところまで理解する

3、過去問を繰り返す

 

 

 

正確な知識を増やす

 

興味も関心もないものを、暗記するのは苦痛なんですけど。

いい方法はないのかしら?

 

これは過去問をやって、間違っているところを確認して暗記。

あやふやな知識10個よりも、正確な知識3つぐらいの方が試験では使える、はず。

 

 

 

冷凍サイクルについて、細かいところまで理解する

 

細かいところとは、どの辺りまで指すのだろう?

 

例えば、圧縮機なら5種類全ての構造を理解する。

凝縮器なら、5種類全ての特徴と構造、そして用いられる冷媒の種類等です。

 

 

冷凍サイクルを理解するための「お勧めテキスト」

 

冷凍サイクルの理解については、「トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト  佐藤英男[著]」がお勧めです。

2色刷りのイラストが沢山載っているので、解りやすいです。

 

 

 

管理人2みたいに参考書を買ったはいいが、さらっと流し読みしてソノママ、というのは、お勧めは出来ないけれど・・・

やはり、資格試験の勉強は過去問がメインだと、思います。

過去問をすることで、問われるレベルや引っかかりそうなところが解かるので、それから参考書に戻るのも、時間短縮に役立つような気がします。

 

 

 

過去問を3回やっても落ちるのなら、仕方が無いかな?

 

過去問は1周ごとに、復習をやるつもりです。

はたして、3周できるかな?

最低でも2周はしないと・・・

 

 

不合格の場合は、「不合格体験記」を書きます。

※たぶん、そこそこのPVがあるはず

そして、再来年にでも「再受験して合格」します。

 

「再受験」は来年できるはず、「ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)」の試験は10月の第1週なので、冷凍機械の試験までには1ヶ月以上あります。

怠け癖は駄目ですよ・・・

 

 

試験結果は1月6日以降に下記のページに・・・

 

 

 

Ps・・・第3種冷凍責任者の試験日程

 

第三種冷凍機械責任者の試験は、毎年11月の第二日曜日に実施されています。

令和4年(2021年)は、11月9日(日)が該当します。

 

申し込み期間は、毎年8月中頃 ~9月初頭です。

 

 

このページのまとめ

 

  • ビルメン4点セットの1つである「冷凍機械責任者」は、予想より難しい
  • 難しい理由は、出題形式が少し変わっていること
  • 対策としては、機械の構造を覚える、正確な知識を身につける、そして「過去問」
  • 機械の構造を覚えるためのお勧め参考書は、「トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験完全テキスト」

 

 

読了、ありがとうございました

また、どこかで・・・