しばらく、資格試験の勉強を中断しています。
あくまでも中断なので、近々再開したいと思っています。
いつも思うだけでなかなか実行できていませんが、8月に消防設備士4類を受けるつもりです。
もともとは3月に受験するつもりでしたが、勉強不足というかほぼ手付かずでしたので、断念しました。
8月までまだ5ヶ月もある。
今度こそ受験してみせる(合格してみせる、ではないところが悲しいですね)
1ヶ月前になっていましたがほぼ手付かずのままでした
気づけば・・・受験申込期間が過ぎていた
そして、じっさいに受験したのは翌年3月でした
消防設備士 4類には甲種と乙種がある
4類は自動火災報知機、ガス漏れ火災警報装置、消防署に連絡する火災報知設備に関する資格です。
甲種と乙種に分かれています。
甲種は、乙種(点検)にプラスして、工事もできる資格です。
消防設備士類別の内容
特類(甲のみ)特殊消防用設備
1類(甲・乙)消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火器設備
2類(甲・乙)泡消火設備
3類(甲・乙)不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備
4類(甲・乙)自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ連絡する火災報知設備
5類(甲・乙)金属製避難はしご、救助袋、緩降機
6類(乙のみ)消火器
7類(乙のみ)漏電火災警報器
ちなみにこの表(?)は試験でも出題されます。
甲種と乙種の試験における違いは?
乙種は点検と整備がおこなえます、甲種はそれにプラスして工事もできます。
「甲種も乙種も難易度はかわらないから、4類は甲種がお勧め」と職業訓練校の先生が言っていました。
しかし、文系素人にとっては甲種と乙種は、難易度において大きな差があるように思えてならない。
試験概要において違うところは?
甲種 | 乙種 | |
受験料 | ¥5,000円 | ¥3,400円 |
試験時間 | 3時間15分 | 1時間45分 |
問題数(筆記) | 45問 | 30問 |
問題数(実技) | 5問 | 5問 |
問題数(製図) | 2問 | なし |
上記のように問題数と試験時間に大きな違いがあります。
そして、甲種には製図が加わってきます。
受験資格と免状申請と義務講習における違いは?
乙種は受験資格なしです。
対して、甲種の受験資格はかなり厳しいです。
費用に関しては、受験費用以外(5000円と3400円)は、甲も乙もかわりません。
免状申請には2800円の証紙(収入印紙ではない)が要ります。
義務講習の費用は、共に7000円です。
※ただし管理人は講習を受けるつもりは全くないです。
その理由は下記のページに書きました ↓
難易度から甲種と乙種を比べてみる
甲種はかなり難しい 電気の知識が必要です
当初は電気工事士2級の免状が来たので、甲種4類を受けようと思っていました。
しかし、甲種4類は予想以上に難しく、勉強を始めてもすぐに挫折していました。
そして、3月の試験をパスしてしまいました。
※8月の試験もパスして、1月の試験もパスしてしまいました
難易度がかなり違います。
免除科目から見る乙種と甲種の免除の実態
筆記試験では、他の乙種の免状がある場合には乙4なら「消防関係法令の共通部分が免除になります」
そして、乙7を持っていれば、プラスして基礎的知識さえも免除です。
しかし、乙種消防設備士の資格で、甲種消防設備士試験の科目免除を受けることはできません。
筆記の問題数が違うからです、なんと15問も甲種の方が多いです。
公式ページに免除の早見表が掲載されています。
「甲種も乙種も難易度はそんなに変わらないから、受けるのなら甲種がいい」という意見にもうなずける部分はある。
しかし、乙種よりも甲種のほうが圧倒的に範囲が広いのは事実です。
なによりも、甲種には製図がある。
多分、1ヶ月ほど時間をかけて製図だけを勉強すれば、製図もマスターできるのかもしれない。
※製図の勉強をすれば、図面も苦にならないかも・・・
しかし、そこまでする価値があるのだろうか?
リスクのほうが大きすぎないか?
乙種でなく甲種を受けることにより、不合格の可能性は高くなる。
資格試験は受かってなんぼのものです。
いくら知識があろうと実務ができようと、無資格者は無資格者のままです。
「乙種なら受かる自信がある、しかし甲種なら微妙」という段階までは、管理人2はいけたと思う。
少し前に「消防設備士乙4」を受けてきました。
免除をしなくて大失敗したので、合否は微妙です。
しかし、たとえ不合格であったとしても、次回は合格する自信があります。
消防設備士の資格試験は、「筆記試験は、勉強さえしておけばまず落ちない試験」です。
問題は記述式の実技試験なので、そこには運の要素が伴います。
当然、製図試験も同様です。
ゆえに、ギリギリで合格を目指している管理人2のような人には、甲種と乙種の間には、難易度においても断崖絶壁が存在する。
実用性から甲種と乙種について検証してみた
甲種は自動火災報知設備の工事ができる資格です。
受験資格に大きな違いがあるので、当然ですが甲種の方がはるかに価値がある。
防災関係の仕事をするなら、4類は乙種でなく甲種が望ましい。
しかし断言する、管理人2が工事をすることは一生ないです。
おそらく、防災盤等の整備をすることもないと思います。
思うではなくて、整備も絶対しないです。
※でも甲種が欲しい
もともと消防設備士の資格は、ビルメンにとって必須ではないと思う。
「4消防設備士4類と6類に関しては、知識として知っておいたほうがいい」という程度かも。
まれに某大手独立系設備管理会社のように、消防設備士の甲にだけ資格手当が付く場合がある。
もしその会社に入ったら、その時点から甲種の勉強をすればいいだけのことかも。
その場合には多少のメリットはあると思うが、少なくとも今の会社では甲種も乙種も資格手当ては付かないです。
「電験、ビル管理士、消防設備士甲種4類」は、選任しなくても手当てはつくみたいでした。
結論みたいなもの
不合格の可能性を少しでも減らしたいので、今のところ「今回の結論は乙種をうける」かな?
乙種に高得点で合格すれば、甲種は製図だけの勉強で合格できるはず。
乙種に合格しても免除科目は増えないが、記憶した知識はしばらくの間は消えないはず。
※乙種消防設備士の資格で、甲種消防設備士試験の科目免除を受けることはできません。
若い人で、将来は消防設備会社の仕事をするかもという人には、甲種がいいと思う。
しかし、ビルメンにとってはもちろん甲種のほうがいいに決まっているが、工事をすることがない以上乙種でもかまわない。
もともと、ビルメンにとってはそれほど重要度の高い資格ではないので、勉強時間と不合格になる可能性が増えることを考慮にいれて、「乙種を受験しようかな」という感じです。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
皆様の健闘を願っています。
少しでもお役にたてれば幸いです。