【消防設備士】 4類は甲か乙か?  難易度と有用性を確認したい

Study 01.01 消防設備士4類
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しばらく、資格試験の勉強を中断しています。

あくまでも中断なので、近々再開したいと思っています。

いつも思うだけでなかなか実行できていませんが、8月に消防設備士4類を受けるつもりです。

 

もともとは3月に受験するつもりでしたが、勉強不足というかほぼ手付かずでしたので、断念しました。

8月までまだ5ヶ月もある。

今度こそ受験してみせる(合格してみせる、ではないところが悲しいですね)

 

 

1ヶ月前になっていましたがほぼ手付かずのままでした

気づけば・・・受験申込期間が過ぎていた

そして、じっさいに受験したのは翌年3月でした

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消防設備士  4類には甲種と乙種がある

 

4類は自動火災報知機、ガス漏れ火災警報装置、消防署に連絡する火災報知設備に関する資格です。

甲種と乙種に分かれています。

甲種は、乙種(点検)にプラスして、工事もできる資格です。

 

 

消防設備士類別の内容

 

特類(甲のみ)特殊消防用設備

1類(甲・乙)消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火器設備

2類(甲・乙)泡消火設備

3類(甲・乙)不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備

4類(甲・乙)自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ連絡する火災報知設備

5類(甲・乙)金属製避難はしご、救助袋、緩降機

6類(乙のみ)消火器

7類(乙のみ)漏電火災警報器

 

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rgaudet17 / Pixabay

 

ちなみにこの表(?)は試験でも出題されます。

 

 

甲種と乙種の試験における違いは?

 

乙種は点検と整備がおこなえます、甲種はそれにプラスして工事もできます。

「甲種も乙種も難易度はかわらないから、4類は甲種がお勧め」と職業訓練校の先生が言っていました。

しかし、文系素人にとっては甲種と乙種は、難易度において大きな差があるように思えてならない。

 

試験概要において違うところは?

 

甲種 乙種
受験料 ¥5,000円 ¥3,400円
試験時間 3時間15分 1時間45分
問題数(筆記) 45問 30問
問題数(実技) 5問 5問
問題数(製図) 2問 なし

 

上記のように問題数試験時間に大きな違いがあります。

そして、甲種には製図が加わってきます。

 

 

受験資格と免状申請と義務講習における違いは?

 

乙種は受験資格なしです。

対して、甲種の受験資格はかなり厳しいです。

 

 

 

費用に関しては、受験費用以外(5000円と3400円)は、甲も乙もかわりません。

免状申請には2800円の証紙(収入印紙ではない)が要ります。

義務講習の費用は、共に7000円です。

 

 

※ただし管理人は講習を受けるつもりは全くないです。

その理由は下記のページに書きました ↓

 

 

難易度から甲種と乙種を比べてみる

 

甲種はかなり難しい  電気の知識が必要です

 

当初は電気工事士2級の免状が来たので、甲種4類を受けようと思っていました。

しかし、甲種4類は予想以上に難しく、勉強を始めてもすぐに挫折していました。

そして、3月の試験をパスしてしまいました。

※8月の試験もパスして、1月の試験もパスしてしまいました

 

難易度がかなり違います。

 

 

免除科目から見る乙種と甲種の免除の実態

 

筆記試験では、他の乙種の免状がある場合には乙4なら「消防関係法令の共通部分が免除になります」

そして、乙7を持っていれば、プラスして基礎的知識さえも免除です。

しかし、乙種消防設備士の資格で、甲種消防設備士試験の科目免除を受けることはできません。

筆記の問題数が違うからです、なんと15問も甲種の方が多いです。

 

 

公式ページに免除の早見表が掲載されています。

一般財団法人消防試験研究センター

 

 

 

「甲種も乙種も難易度はそんなに変わらないから、受けるのなら甲種がいい」という意見にもうなずける部分はある。

しかし、乙種よりも甲種のほうが圧倒的に範囲が広いのは事実です。

 

 

 

なによりも、甲種には製図がある。

 

多分、1ヶ月ほど時間をかけて製図だけを勉強すれば、製図もマスターできるのかもしれない。

※製図の勉強をすれば、図面も苦にならないかも・・・

 

 

しかし、そこまでする価値があるのだろうか?

リスクのほうが大きすぎないか?

乙種でなく甲種を受けることにより、不合格の可能性は高くなる。

 

 

資格試験は受かってなんぼのものです。

いくら知識があろうと実務ができようと、無資格者は無資格者のままです。

「乙種なら受かる自信がある、しかし甲種なら微妙」という段階までは、管理人2はいけたと思う。

少し前に「消防設備士乙4」を受けてきました。

 

免除をしなくて大失敗したので、合否は微妙です。

しかし、たとえ不合格であったとしても、次回は合格する自信があります。

 

 

消防設備士の資格試験は、「筆記試験は、勉強さえしておけばまず落ちない試験」です。

問題は記述式の実技試験なので、そこには運の要素が伴います。

当然、製図試験も同様です。

 

 

ゆえに、ギリギリで合格を目指している管理人2のような人には、甲種と乙種の間には、難易度においても断崖絶壁が存在する。

 

実用性から甲種と乙種について検証してみた

 

甲種は自動火災報知設備の工事ができる資格です。

受験資格に大きな違いがあるので、当然ですが甲種の方がはるかに価値がある。

防災関係の仕事をするなら、4類は乙種でなく甲種が望ましい。

 

 

しかし断言する、管理人2が工事をすることは一生ないです。

おそらく、防災盤等の整備をすることもないと思います。

思うではなくて、整備も絶対しないです。

※でも甲種が欲しい

 

 

もともと消防設備士の資格は、ビルメンにとって必須ではないと思う。

4消防設備士4類と6類に関しては、知識として知っておいたほうがいい」という程度かも。

 

 

 

まれに某大手独立系設備管理会社のように、消防設備士の甲にだけ資格手当が付く場合がある。

もしその会社に入ったら、その時点から甲種の勉強をすればいいだけのことかも。

その場合には多少のメリットはあると思うが、少なくとも今の会社では甲種も乙種も資格手当ては付かないです。
「電験、ビル管理士、消防設備士甲種4類」は、選任しなくても手当てはつくみたいでした。

 

 

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geralt / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

結論みたいなもの

 

不合格の可能性を少しでも減らしたいので、今のところ「今回の結論は乙種をうける」かな?

乙種に高得点で合格すれば、甲種は製図だけの勉強で合格できるはず。

乙種に合格しても免除科目は増えないが、記憶した知識はしばらくの間は消えないはず。

 

※乙種消防設備士の資格で、甲種消防設備士試験の科目免除を受けることはできません。

一般財団法人消防試験研究センター

 

若い人で、将来は消防設備会社の仕事をするかもという人には、甲種がいいと思う。

しかし、ビルメンにとってはもちろん甲種のほうがいいに決まっているが、工事をすることがない以上乙種でもかまわない。

もともと、ビルメンにとってはそれほど重要度の高い資格ではないので、勉強時間と不合格になる可能性が増えることを考慮にいれて、「乙種を受験しようかな」という感じです。

 

 

 

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

皆様の健闘を願っています。

少しでもお役にたてれば幸いです。