確実に合格するための勉強方法を、書きたかったわけではない。
本当は、1週間で合格できる方法を、書きたかった。
しかし、短期間の準備で望んだ1回目は、残念ながら不合格でした。
そして、2回目は無駄に高得点での合格でした
→消防設備士乙6結果発表Ⅱ また、不合格体験記を書くのだろうか?
という訳で、不合格という失敗を踏まえて今回は「確実に合格するための、勉強方法」を書いてみた
ちなみに「この資格カテゴリーの目的は、5分ほど記事を読んでもらう事で、皆様の合格の可能性が1%でも上がって欲しい」です
消防設備士乙6とは?
「消防設備士乙種6類」とは、消火器の点検・整備をすることの出来る資格です。
「資格とワーク」のサイトマップです
はたして乙種6類に、価値があるのか?
消火器以外にも消防設備はたくさんあります。
そして実際は、消火器の点検は専門業者が点検をしている、というケースがほとんどです。
ただ、消防関係の入門資格としての位置づけでとらえれば、少しは勉強する価値があるのではないかと思ったりしています。
6類は消火器という、比較的なじみのある器機に関する資格試験です。
他類と比較すると、取っ付き易いと思います。
消防設備点検資格者の受験資格にもなる
消防設備士のいずれかひとつ(甲乙、類別問わず)を取得すると消防設備点検資格者(第一種、第二種)という資格の受験要因となります。
(消防設備点検資格者の資格は、講習で取ることが出来ます)
そして、消防設備点検資格者を二種とも取得すれば、すべての消防設備の点検結果を、消防署へ報告できるようになります
消防設備士乙6の試験内容
試験内容については、[消防設備士] 1週間で受かるのか?に書きました。
そして、[消防設備士] 5日間では、やはり無理なのか・・・?で、もう少し詳しく書きました。
一言でいうと、消火器の知識を問われる試験です。
筆記と実技(実際は記述式の筆記試験です)に分かれていて、それぞれ60%以上で合格です。
筆記試験
筆記試験は、4択です。
4択の60%なら、何とかなりそうな気がします。
ただし、各セクションごとに、40%で足きりになります。
たとえ4択でも、40%はきついかも・・・。
実技試験
実技試験は、5問
すべて、記述式です。
そして、5問中1問はかなりの難問が、過去には出題されています。
また「筆記高得点者に対しては、採点を甘くするという根拠のない噂」があります。
2ヶ月で仕上げる消防設備士乙6の勉強方法
2ヶ月もあれば、かなりのことが出来ると思います。
- 参考書を流し読みして、全体の流れをつかむ
- 問題集を最後までやる(1回目)
- 間違えた問題のうち、理解不足だった所を、参考書で確認する
- 問題集をやる(2回目)
- 記憶不足で間違えたところを、ノートやメモに落とし込み記憶する
- 問題集をやる(3回目)
1週間に1項目やっていけば、合格基準まで充分にいけると思う。
そして、あまった2週間で、記憶の確認と漢字の練習をする
上記のとおりできれば、かなりの高得点で筆記試験は合格できると思います。
「そして、消防設備士の試験では、筆記の高得点者は、実技試験で優遇されるらしい」という噂もあるので、リラックスして実技試験に臨めます。
もう1つ安心材料を書きます。
「消防設備士の試験では、感触がよくわからない時は、合格している」ことが多い。
確実に合格する為のお勧めのテキストは工藤本
工藤政孝氏の著作を2つ紹介したいと思います。
工藤政孝氏は、消防設備士資格試験の世界では、かなりの有名人らしいです。
勉強する側の立場に立った、丁寧な解説がわかり易いです。
大量に載っている「語呂合わせ」が、覚えやすくて、かなり役に立ちます。
筆記に関しては、80%以上、
そして実技試験でも、90%近くの問題が、工藤政孝氏の著作から出たらしいです。
わかりやすい! 第6類消防設備士試験
参考書です。
本当にわかりやすい。
基本的なことが、理解できるので、お勧めです。
。
1つだけアドバイスです、最新版をお勧めします。
管理人は中古で安く買いました。
しかし消防関係では細かい法律の変更が多いので、勘違いや困惑することが多かったです。
本試験によく出る! 第6類消防設備士問題集 工藤 政孝
題名のとおり本試験では、よく出たらしい。
1回目については、問題を覚えていませんのでわかりません。
しかし、実際に受けた2回目の試験ではよく出てました。
試験中に「本試験によく出る~は、本当によく出るなあ」と思いながら受けていました。
問題集ですが、解説がとても丁寧です。
そして、お決まりの「語呂合わせ」が、覚えやすい。
これ1冊だけで充分かも
問題集なので、アウトプットにはピッタリです
ただ、再度書きます。
最新版をお勧めします。
消防関係は、コロコロ法律が変わります。
そして、変更になった法律に関する問題が試験ではよく出ます。
筆記高得点者には実技の採点を甘くするという噂は本当なのか?
1回目の試験結果から考察
もしかしたら、噂は本当かも。
1回目の試験は、筆記試験はギリギリだったような記憶があります。
筆記66%でした。
そして、実技試験の結果は45%。
自分的には実技試験の点数は、もう少し高くても、いいような気がしていました。
あきらめた問題は無かったし、あやふやな部分も多かった。
しかし「もしかしたら合格?」というような気持ちもありました。
それがふたを開けてみれば、45%
2回目の試験結果から考察する
2回目の筆記試験の結果は、なんと驚きの93%でした。
消防設備士乙6結果発表Ⅱ また、不合格体験記を書くのだろうか?
自分的には8割ぐらいありそうな予感はしていましたが、あまりの高得点にビックリです。
筆記試験は、マークシートなので、勘が当たりまくった可能性は高いです
そして、実技試験の80%は、高得点すぎて不可解です。
何故ならば、5問中1問は0点です。
そして残り4問が、満点なんてありえない。
記述式ですから部分点狙いで、うろ覚えの知識をたよりに字数だけを埋めた問題もありました。
もしかしたら、解らなかった1問の配点が、20%でなく、10%だった可能性もないことはない。
しかし、それでも残りの4問で90%以上とれた感触は、全くない。
しかし、実技試験の結果は80%でした。
ゆえに、もしかしたら筆記試験の高得点者には、実技試験の採点を甘くするという噂は本当かもしれないと、疑っています。
法令共通 重要ポイントまとめ(随時追加予定)
特定防火対象物
特定防火対象物に関する問題は、必ず数問出ます
しかも、かなり詳しいところまで、問われることが多いです
特定防火対象物は不特定多数のものが出入りして、火災時の非難が困難です
防火管理者の選任義務が、30名からです(非特定は50名から)
定期点検時の報告義務が、1年に1回(非特定は3年に1回)
設置時の届出と検査が、300㎡以上で必要(非特定は消防長等が指定した300㎡以上、特定1回階段防火対象物は常に必要)
特定防火対象物ではないもの
小学校以上の学校、図書館、博物館、美術館、寺院、事務所、映画スタジオ、テレビスタジオ
定期点検
時期
機器点検~6ヶ月に1回
総合点検~1年に1回
報告期間
特定防火対象物~1年に1回
その他 ~3年に1回
定期点検には、高さ31mの規定はない。 このとおりです。 勘違いしやすいので、載せただけです。
特定1階階段防火対象物
階段が1箇所で、地階又は3階以上に、特定防火対象物のある階段をいう
例外1~階段が屋外
例外2~階段が特定防火避難階段
着工届けと設置届け
着工届け
工事着手日の10日前までに、甲種消防設備士が、消防長又は消防署長に届ける
設置届け
工事完了日から4日以内に、防火対象物の関係者が、提出
無窓階 (要暗記 多分1問は出ます)
避難上または消火活動上有効な開口部が一定の基準に達しない階
共同防火管理が必要な場合
下記の防火対象物で管理についての権限が分かれている場合
- 高さ31mを超える建築物
- 特定用途部分を含む複合用途防火対象物、地階を除く階数が3階以上で、かつ、収容人数が30人以上のもの
- 特定用途部分を含まない複合用途防火対象物、地階を除く階数が5階以上で、かつ、収容人数が50人以上のもの
- 準地下街
- 地下街
語呂合わせ
キョードの ジュン さんは 最 後に 地下 の指定席へと走った
共同防火管理 準地下街 3と31 31m 5と50 地下街
防火対象物点検資格者 覚えておくと理解度が進みます
一定の防火対象物の管理権限者は専門の知識を有するもの(防火対象物点検資格者)に防火管理上の業務や消防用設備等、その他火災予防上必要な事項について定期的に点検させ、消防長等に報告させる必要があります。(防火対象物の定期点検制度、法第8条の2の2)
防火対象物点検資格者とは
- 防火管理者、消防設備士、消防設備点検資格者で
- かつ、3年以上の実務経験
- かつ、登録講習機関の行う講習を終了
点検および報告期間
- 1年に1回
報告先
- 消防長および消防署長
法令の共通部分については・・・
法令の共通部分については、以下のページに詳細を載せています。
【消防設備士 】 確実に合格するための勉強方法 そして4類の頻出事項
6類法令 重要ポイントまとめ(随時更新予定)
設置基準は必ず出ます。
全部設置と300㎡以上を覚えて、その他が150㎡だと覚える。
小型と大型は歩行距離で区別
小型~20m以下
大型~30m以下
検定制度
1、型式承認 2、型式適合検定 (必ず、両方に合格すること)
型式承認 ~総務大臣が承認、型式番号
型式適合検定~日本消防検定協会又は、登録検査機関、合格証
消火器の構造・機能・点検・整備・規格
金属製以外の消火器はない
消火器は全て金属製です
消火器の規格
有効な射程距離(具体的な規定はない)
放射時間は20℃において10秒以上
容量又は重量の90%以上を放射(但し、化学泡は85%以上)
ホースを着けなくていいもの
消化剤がハロゲン~4kg未満
粉末 ~1kg以下
ホースについてのゆいいつの規格
据え置き式のホースの長さ~10m以上
実技頻出問題 下記2つは丸暗記
ガス加圧式粉末消火器
- 総重量を計量して、消化剤の重さを確認
- 消火器をクランプ台に固定
- ドライバーで排圧栓を開き、内圧を排除
- キャップスパナで、キャップを緩める
- バルブ部分を本体から抜き取り、プライヤーを用いて、加圧用ガス容器を外す
蓄圧式粉末消火器の指示圧力計の精度確認
- 消火器のホースをプライヤーで外す
- 継手金具を取り付ける
- 継手金具に、標準圧力計を取り付け、レバーを握る
随時追加予定あり
皆様の合格を願っています