【消防設備士 独立可能?】 消防設備への需要は減ることはない  

Fire, Fighting 08.11 消防設備士
DirtyOpi / Pixabay
この記事は約8分で読めます。

「元サラリーマン」そして「元自営」の管理人2です

のんびり生きようと「ビルメン」をやっています

ただ、若い方には「ビルメンの給料は少なすぎて、夢が無さ過ぎる」

スポンサーリンク

消防関係だけには金を惜しまない

 

「金を惜しまない」というのは、高くても良い業者を選ぶという意味ではないです。

点検や工事を法律どおりに行うというのは当たり前なのですが、消防関係以外はパスされることが多いです。

しかし、消防に関しては消防署の立ち入りも怖いし、万が一の時の言い訳も作っておきたいし・・・

 

 

民間の零細企業だと、消防署に難癖をつけられて、営業停止に近い状態に追い込まれたりもします。

 

消防点検は基本外注

 

消防の点検はもちろん外注です。

たとえ点検と言え、経験がものをいう仕事です。

資格を持っているだけで、出来るわけがない。

 

うっかりミスや知識不足で、誘導灯がフラッシュしたり、スプリンクラーポンプが稼動したり、非常放送が流れカットリレーが働いたり、・・・

もし、営業中に上記の事が起こったら、目も当てられません。

 

 

そして、大きな施設の場合には、点検に必要な人数を自前でそろえるのは、不可能に近い。

 

 

消防点検会社が儲かる理由は?

 

設置した業者がほとんど点検

 

「設置工事」で儲かり、年に2回の「消防設備点検」でも儲かる。

そして、点検で不備を見つけて、「また更新工事」で儲ける。

また、物件が大きければ、年に1回の「防火対象物点検」でも儲かる。

 

 

点検の後には、機器の修理や個別器具の更新工事

 

消防点検での不具合は、「次回の点検までにすべて治す」のを実践しているところが多いです。

 

調査はほとんどいらないし、相見積もりを取られることもない。

たとえ、相見積もりを取られても、調査費用がかからないので負ける可能性はほぼない。

 

 

機器の更新でも設置した業者が工事する可能性が高い

 

更新とは新しく入れ替えることです。

つまり、「新たに買う」ということ。

 

 

消防設備のメーカーもかしこいです。

更新の事も考えて、設備を作っています。

 

 

 

例えば・・・従来の感知器を生かすには、作ったメーカーでないと適応しない等。

 

ゆえに、同じメーカーでの更新が多くなる。

そして、最初に設置した業者が更新工事でも工事する。

その先も、消防点検と修理工事で儲けていく・・・

 

Water 08.11

ronymichaud / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の知り合いが、消防設備会社を経営していました

 

消防点検にやってきた会社の代表が、なんとサラリーマン時代の上司でした。

 

3次でもかなり儲かる

 

社長といっても、この仕事は3次らしい。

(1次)超大手電気設備会社

(2次)地元では少し有名な防災設備会社

(3次)まったく無名の消防設備会社

 

しかし、3次なので相当ピン撥ねされららしいが、それでもかなり儲けが出たらしい。

手元に残るのは100万単位との事で、一番の稼ぎ現場とのこと。

そして、常に業界自体が人手不足みたいなので、同業と仕事を回しあっている、らしい?

 

 

多分、仕事を回してピンはねしているのだろう

 

 

仕事熱心で粘り強い、どこに行っても成功するであろうキャラクター

 

まったくの異業種から大したものですね。

しかし、サラリーマン時代には事故をおこして人事部付けになり、気づけば辞めていた、という感じだったのに・・・

本当に、しっかりした人です。

 

 

かなり有能な方でした。

営業の天才みたいな感じで、押し出しも強く、なによりも仕事熱心。

まあ、そんな方だから1代で成功したのだろう。

 

 

窓際族は暇なので「電験」を取得

 

多分、東京で閑職に追いやられた時に、道をかえる気だったのだろう。

サラリーマン時代に「電験」を取り、ついでに「消防設備士甲種4類」もとっていたらしい。

その後は詳しくは語らなかったので、色々とあったのだろう。

 

 

彼はまったくのシロウトのはずでした。

まず、「電験」は受験資格が無い。計算が得意な彼にとってはそんなに難しくは無かったのだろう

「電験」を持っていれば、消防設備点検資格者の講習が受けられる。

※実質的には試験免除

 

 

 

どちらにしても、ストレスが多く、勤務時間が長く、ノルマも厳しく、学閥みたいのもあって人間関係も複雑で、唯一の利点は給料が高いだけのブラック会社みたいな感じのところでしたので、自分の城で当時の給料以上稼いでいるのなら、大成功だと思います。

 

管理人2は、年収は3分の1以下ですが満足しています。

しかし、福利厚生はなにもない。

 

 

サラリーマンなら税金でがっぽり持っていかれるので、年収よりも福利厚生の方が重要かも。

 

 

ビルメンから転身 1つのモデルケースかも

 

最近は若い方向けに「ビルメンから転身」というテーマで書いていきたいな、と思っています。

しかし、中々見つからない・・・

気に入ってる記事は下記の「地方公務員に転身」みたいな感じの奴です

 

 

 

実のところその他には書く材料が見つからない。

 

(ニート)→ ビルメン → 稼げる仕事 →(そして年齢を経て、お金も貯まったら)また、ビルメン

 

みたいな感じがおすすめかな?

 

 

 

Teacher and Black Board

jsks / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独立に必要な経験と資格は?

 

消防設備会社での点検、工事、そして営業かな?

なんにせよ、どっぷりと消防設備の世界に浸からないと、独立して成功等難しいと思います。

まずは、消防設備士の資格をコツコツと取っていくことからかな?

 

 

  • 消防設備士甲種特類以外全て(法令部分は共通なので、短期間で揃えれるかも)
  • 防火対象物点検資格者   (こちらは講習で取れます)
  • 電気工事士        (2種ではなく、1種が望ましい)

 

 

電気工事士の資格は、消防設備士だけでなくビルメンの世界でも必須です。

正確には就職時に「電気工事士」の資格が必要です。

 

 

Secret 08.11

AllClear55 / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このページのまとめ   消防設備士は独立可能

 

 

  • 知り合いの文系人間が、消防設備の会社を作って成功していた
  • 消防設備なら人手不足なので、独立して成功する可能性はある
  • 若いビルメンや電気工事士なら、この方向を考えてみてはどうだろうか?
  • 必要な経験は、消防設備全般と営業
  • 必要な資格は、消防設備士全部と防火対象物点検資格者と電気工事士

 

 

読了、ありがとうございました

また、どこかで・・・