お金をもらいながら学校に行けて、資格取得もできる制度があるらしい。
しかも、国からの補助がでるため、交通費や昼食代をもらいいながら学校へ通えるらしい
その制度とは、職業訓練のことです。
実際にこの制度を利用して、職業訓練所に半年間に通った管理人2が、職業訓練校(ポリテクセンター)について考察してみた。
職業訓練校とは?
求職中の人々に、職業に必要な知識や技能を身につけ、就職につなげてもらうための職業訓練を実施している学校のこと。
国が職業訓練高に資金を支援しています
期間は3ヶ月~1年ほどが多い。
実施されているコース?
かなりの数のコースが、常に募集されています。
経理事務、プログラマー、電気工事、CAD、ビル管理、介護福祉、機械加工、医療事務、通信技術、ウェブデザイン、DTPデザイン、ホテルサービス、測量・測量設計 その他にもまだまだあります。
ちなみに管理人2が通ったのは、ビル管理技術科です。
管理人は職業訓練校に半年間通いました。
ビル管理技術科では、通常¥22,200円かかるボイラー技士の資格要件である「2級ボイラー技士実務講習」を無料で受けることができました。
その間に、フレアー加工やネジきりなど通常使わないであろうと思う技術を、教えてもらう機会もありました。
その中のいくつかは、現在の職場で役に立っています。
資格に関しては、独学では取得の難しい「電工2種」も取得できました。
電工2種がないと、電気関係はほとんど触れません。
ポリテクセンターのおかげで取れた資格は、危険物乙4(補習)、
消防設備士(基礎の授業)、電工2種(実技練習)、冷凍機械責任者(授業)建築物環境衛生管理技術者(資格取得を勧められた)等です。
受講資格は?
職業訓練受講には中学校卒業が条件です
答えは、【中学校を卒業後、現在職についておらず、職を求めている人なら誰でも】。
つまり、主婦でもニートでも現在失業中で、職を求めているなら、誰でも受けられます。
ただし、同じ失業者でも失業保険を受けている人、そうでない人では訓練の受け方、給付金の受け方が変わってきます。
ただし、学生は受けられません。
学生は失業者ではないからね。
Ps・・・残念ながら職業訓練校では、高校卒業の資格を取ることはできません
訓練所は学校ではないので、高校卒業の資格を取る事はできません。
前回職業訓練を受けてから1年以上経過している人
訓練を終了してから1年以上経過すると、また訓練を受ける事が可能です。
ただし、選考会というものがありますので、通過するかどうかは別の話です。
職業訓練選考会に通過した人
職業訓練選考会にて合格した後に、開講されているコースに準じた授業を受講できます。
Ps・・・状況次第だが2回目以降は選考会通過がきびしいかも
実際に訓練を受けている過程で気づいたことだが、各クラスに再受講の人は1人だけというのが、ほとんどでした。
そして、全員が2回目でした、3回目や4回目という人はいませんでした。
やはり、2回目以上だと選考会の通過が難しいのかも・・・
Yahoo知恵袋で見た参考になりそうな返答を貼っておきます
訓練内容・レベルとしては、できれば同一ないし関係ジャンルへの移行でレベルの上がる内容の訓練再受講が認められやすいです。より就職可能性が高まる、訓練に取り組む意欲が高い、方向性がぶれていない、と見えるからです
職業訓練 利用できる制度は2種類ある
- 公共職業訓練
- 求職者支援訓練
職業訓練は、雇用保険を受給中の人と、雇用保険を受給できない人(雇用保険に入っていなかった人や受給終了の人)とで利用できる制度が違います。
1、雇用保険を受給中の人・・・公共職業訓練を受けれます。(但し、受給日数残1/3必要)
2、公共職業訓練を受けられない人は、条件によっては求職者支援制度(支援金1月に10万円)が利用できます。
以下は厚生労働省のHPからです 参考までに
出典
職業訓練を受けたい|厚生労働省
雇用保険を受給している方
公共職業訓練主に雇用保険を受給している求職者の方を対象に、就職に必要な技能及び知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
また、在職労働者や高等学校卒業者の方などを対象とした高度な技能及び知識を習得するための訓練も実施しています(原則、有料)。
雇用保険を受給できない方 求職者支援訓練(求職者支援法に基づく認定職業訓練)
主に雇用保険を受給できない求職者の方(受給が終わった方も含む。)を対象に、就職に必要な技能及び知識を習得するための職業訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
「求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度です。
しかし、求職者支援制度で職業訓練を受けるのは、お勧めしません。
このページに書きました。→職業訓練 求職者支援制度はいまいち
公共職業訓練の3つのメリット
1、職業訓練は無料です
基本的には、無料(テキスト代などの負担はあり)、もしくはかなりの低価格でさまざまな職業訓練を受けられる。
訓練内容、受給者の状況によっては、給付金等の援助を受けながら学校に通うこともできる。
資格や技術を身につけ、仕事に必要な能力の開発ができます。
2、公共職業訓練で雇用保険の給付制限を解除
退職後に雇用保険をもらうまでには、通常4ヶ月近くかかります。
公共職業訓練を受けることで給付制限が無くなり、すぐに雇用保険をもらえます。
訓練終了まで雇用保険が支給されます。
ほとんどの方が、受給日数の延長が出来ると思われます。
交通費は実費支給そして昼食代として500円支給されます
交通費は実費で1ヶ月の定期代が支給されます。
定期なので、その他の用途にも利用できるかも。
そして、昼食代として500円が40日分支給されます。※2018/05現在
3、訓練を受けるだけで、無試験で国家資格が取れるコースもあります。
- 第2種電気工事士
- 介護職員初任者研修
- フォークリフト運転免許
- 液化石油ガス設備士
- その他
管理人のお勧めは「電気工事科」または「電気設備科」です。なぜならば「第二種電気工事士」の資格が無試験で取得できる訓練があるからです。
「電工二種」はつかえる資格です。
就職・転職の役にも立ちます。
厚生労働省 公共職業訓練コースの検索へのリンクを貼っておきます
職業訓練のデメリット
就職できなかった場合には、無職期間が長くなる
職業訓練を職歴とみなしてくれない企業もあるみたいです。
無職期間に職業訓練の期間(3ヶ月~1年)を加えると、無職期間がかなり長くなる。
無職期間が長すぎると、就職活動ではどうしても不利になってしまします。
訓練内容が仕事と全く関係ない場合には、時間の無駄かも?
訓練のコースと全く違う業種に就職することもよくある話です。
その場合も訓練に費やした期間そのものが、キャリア形成においてまったく無駄になってしますこともあります。
結論的なもの 資格も取れるし再就職の役にもたつ
管理人は職業訓練に半年間通って、資格を3つ取り、就職も決まりました。
失業保険の有利な受け取り方の手段としてだけでなく、再就職の役に立つ可能性もあります。
公共職業訓練はお勧めです。
ただし、求職者支援制度はきびしいかも
もちろん職業訓練が、就職に直結しているわけではないです。
しかし、3ヶ月間~1年間の比較的自由な期間を、手に入れることができます。
訓練中も技術を磨いたり能力の開発に励みながら、同時に就職活動も並行して行なうことで、いい就職先が見つかる可能性が増えると思います。
皆様の健闘を願っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
少しでもお役に立てれば幸いです。