【ビル管理士 メモ7】   7、ねずみ・昆虫などの防除

Test 05.02ビル管理士
この記事の所要時間: 1022

ビル管理士資格試験用の「メモ7」は、「ねずみ・昆虫などの防除」編です。

出題数は15問(全180問)。

足きりの40%は6問です。

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「ねずみ・昆虫等の防御」への対策

 

過去問を利用して、頻出問題を確実に正答できるようになれば、大丈夫だと思っています。

 

「ビル管理士要点まとめ」へのリンクを貼っておきます。

 

 

 

  • アカイエカ  :日本全国に分布。虫で越冬。
  • チカイエカ  :狭い空間での交尾無吸血産卵が可能。季に休眠せず吸血
  • ヒトスジシマカ:吸血活動は、夜間より昼間のほうが盛ん。
  • 水田等の広域で発生 :コガタアカイエカ、シマハマダラカ
  • 空缶、雨水ますなどの狭い水域で発生:ヒトスジシマカ
  • 虫防除 :浄化槽の浮遊粉剤処理など
  • 虫防除 :閉鎖空間での樹脂蒸散剤など

 

 

ゴキブリ

 

ゴキブリの生態

  • 不完全変態
  • の期間はない
  • 成虫と幼虫の活動場所が同じ
  • 卵の形態はらんしょう
  • フェロモンにより集合性を示す
  • 夜間活動性

 

チャバネゴキブリ

  • 色の斑紋
  • ふ化  :成虫の期間は約60日(25℃)
  • 雌成虫は5回産卵
  • 1らんしょうの卵は、30~40
  • ふ化までらんしょう尾端に保持
  • 低温に弱く、屋外で越冬できない
  • 室内居住性が高い

 

その他のゴキブリ

  • クロゴキブリ :本州以南の木造家屋によく見られる
  • ワモンゴキブリ:黄白色の斑紋。農村地帯の建築物によく見られる。
  • ヤマトゴキブリ:屋外生活性が強い
  • ゴキブリ指数 :1トラップ1日当りの捕獲数
  • ローチスポット:ゴキブリの排泄物等による汚れ

 

ダニ

  • 体部と体部からなる
  • 成虫は4対、幼虫は3対の足を持つ
  • ヒョウダニ :人のフケやあかを食べる。室内塵性ダニの優先種
  • コナダニ  :室内塵性ダニ。乾燥に弱い。
  • ツメダニ  :室内塵性ダニ。他のダニを食べる。
  • ヒゼンダニ :人の皮下に内部寄生する
  • イエダニ  :ネズミに寄生し、吸血する
  • ワクモ   :動物に外部寄生し、吸血する
  • マダニ   :動物から吸血する
  • 殺虫剤感受性:室内塵性ダニは、殺虫剤感受性がい。防除は清掃、防塵、室温度管理が効果的。 吸血ダニは、殺虫剤感受性がい。殺虫剤で対処可能。

 

 

害虫

  • クロバエ  :夏季によく見られる大型のハエ
  • ニクバエ  :幼虫を産む、卵胎生の大型のハエ
  • イエヒメアリ:屋内に巣を作る
  • ノミ    :飢餓に強い。虫が動物に寄生して吸血する
  • トコジラミ :夜間吸血性。カメムシの仲間の昆虫
  • シバシムシアリガタバチ :シバシムシの虫に寄生するハチ。虫は人を刺す。
  • セアカゴケグモ :人をかむクモ
  • チャタテムシ類 :高温多湿で大発生。カビを食べる
  • ヒラタキクイムシ:家具等を加害する。針葉樹類を使用すれば、被害は生じない。

 

 

ネズミ

 

  • 高圧機器に接触して、停電の原因となる
  • ラットサイン:ネズミの排出物や足跡などの痕跡
  • ラブサイン :ネズミの通り道のこすり跡

 

クマネズミ

  • 都市部の大型建築物での優先種
  • 運動能力に優れ、垂直行動が得意
  • 植物性の餌を好む。警戒心が強い。

 

ドブネズミ

  • 動物性の餌を好む
  • 獰猛警戒心が弱い
  • クマネズミより大きい

 

ハツカネズミ

畑地やその周辺に住み、家屋に侵入する。

 

 

害虫の発生場所

  • ショウジョウバエ類:生ゴミなど
  • チョウバエ類   :排水槽、浄化槽、下水処理場など
  • ノミバエ類    :腐敗した動物質など
  • カツオブシムシ類 :乾燥食品、動物性食品
  • シバンムシ類   :乾燥食品、建築材料など
  • イシメマダラメイガ:穀物など

 

 

健康被害

  • ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ :デング熱、チクングニア
  • コガタアカエイカ  :日本脳炎
  • アカエイカ  :フィラリア
  • ハマダラカ  :マラリア
  • コスリカ   :アレルゲン
  • 多種のカ類  :ウエストナイル
  • ダニ類   :ライム病、重症熱性血小板減少症候群(SFTF)、日本紅熱
  • ヒゼンダニ  :かいせん
  • イエバエ   :腸管出血性大腸菌(O157)感染症
  • コロモジラミ :発疹チフス
  • ネズミノミ  :ペスト
  • ツツガムシ  :つつが虫病
  • セアカゴケグモ:刺咬による神経系障害
  • ネズミ類   :レプトスピラン症、サルモネア

 

 

殺虫剤

 

  • アミドフルメト   :屋内塵性ダニに有効な成分
  • エトフェンプロックス:ピレスロイド性化合物
  • 昆虫成長抑制剤(IGR):即効性なし。虫にたいする致死効果なし。
  • ジブルベンズロン  :幼虫の脱皮を阻害する表皮形成阻害剤
  • ダイアジノン :有機リン剤。多くの害虫に有効。マイクロカプセル剤が製造されている。
  • ディート  :吸血昆虫対象の忌避剤成分
  • ヒドラメチレノン :ゴキブリ用食毒
  • ピリプロキシフェン:羽化を阻止する昆虫成長抑制剤
  • ピレスロイド剤  :速効性が高い。フラッシング(追い出し)効果がある。魚毒性が高い。
  • フェニトロチオン :対称性。有機リン剤。
  • フルスタリン  :ピレスロイド剤。蚊取り線香の薬剤。ノックダウン効果が高い。
  • フェノトリン :残効性に優れる。シラミ用の人用シャンプーの有効成分
  • 有機リン剤  :ノックダウンした虫が、蘇生せず死亡する傾向が強い。

 

 

殺鼠剤(さっそざい)

 

  • 第一世代の抗凝血性殺鼠剤 :遅効性。少量を4~5日摂取すると、失血死。クマリン系殺鼠剤(クルファリン、フマリンなど)
  • 殺鼠剤は経摂取で致死。経皮摂取で効果を発揮する殺鼠剤はない。
  • 動物用医学部外品であるブロバシオロン製剤は、建築物衛生法に基づく特定建築内で使用できない

 

 

薬剤

 

  • 油剤  :煙霧機による煙霧処理に使用される
  • 剤  :そのまま散布して使用する
  • 水で希釈して使用:剤、けんだく剤、水和
  • 樹脂蒸散剤 :揮発性の高い有効成分を樹脂に含ませたもの
  • ULV(濃度量散布)に適した製剤 :水性乳剤

 

 

殺虫剤・殺鼠剤の毒性

 

数値が小さい補が毒性が強い

  • LD50      :50%致死薬量。50%の虫が致死する薬剤の量(μg/匹)
  • LC50          :50%致死濃度。50%の虫が致死する薬剤の濃度(ppm
  • KT50            :50%ノックダウンタイム(50%仰転時間)。50%の虫が仰転する所要時間
  • IC50    :50%阻害濃度。50%の虫が羽化阻害される薬剤の濃度。

 

選択毒性

  • 人と害虫の間での毒性の違い
  • 選択毒性がい = 害虫には効くが、人には効かない = 安全性が

 

 

殺虫剤・殺鼠剤の安全性

 

殺虫剤や殺鼠剤のほとんどは、薬事法の普通剤である。

 

ADI :1日摂取許容量[mg/kg/day]

人が一生毎日取り込んでも安全な1日摂取容量を、体重1kg当りのmg量で表したもの

 

 

NOEAL :最大無毒性量

実験動物に長期間連続投与して、毒性が認められない薬量

 

殺鼠剤

  • 選択毒性がい。に対しても毒性を示す。
  • 体重当りの毒性 :対人  耐ネズミ
  • 体重当りの毒性は人の方がいが、有効成分が低く抑えられていることと、人トネズミの体重差が大きいことから、人体への誤食の影響はない。

 

 

調査・作業管理

 

建築物環境衛生管理基準(ねずみ等の防除)

  • 6以内ごとに1回 :ネズミ等の発生場所、生息場所及び侵入経路並びにネズミ等による被害の状況について統一的に調査を実施すること。
  • その都度    :調査結果に基づき、ネズミ等の発生を阻止するため必要な措置を講ずること
  • 殺鼠剤または殺虫剤は、薬事法の承認を受けた医薬品または医薬部外品を用いること(動物性医薬部外品は使用不可)

 

 

調査法

  • 粘着リボン法 :ハエなどの飛翔昆虫
  • 粘着クリーナ法:室内塵性ダニ
  • 粘着トラップ法:ゴキブリ
  • 柄ひょうすくい取り法 :蚊の幼虫
  • 証跡調査法 :ネズミ

 

作業管理

  • 殺虫剤散布の事前告知 :遅くとも散布の3日前に告知
  • 短絡故障の原因になるので、配電盤に直接薬剤を散布しない
  • 消防法に定める危険物に該当する剤や剤で、一定数量を保管する場合は、少量危険物の届出が必要になる

 

 

防除

 

防除機器

  • 煙霧機の粒子径  :0.1~10μ
  • 噴霧器の粒子径  :100~400μm
  • ミスト機の粒子径 :20~100μm
  • ULV機 :高濃度の薬剤を少量散布。粒子径は10μm程度。
  • 電撃式殺虫機   :短波長誘引ランプで誘引して、電圧による電流で感電死

 

 

ネズミの防除

  • ネズミの喫食性 :ドブネズミの方が、クマネズミより喫食性がよい
  • ネズミの侵入を防ぐために格子の目の幅は1cm以下
  • カプサイシン :唐辛子の辛味成分。ネズミに対するケーブル等のかじり防止の忌避剤。フラッシング(追い出し効果)はない

 

 

防除に関するその他のこと

  • 外壁の断熱性が高いと、越冬目的の昆虫の屋内侵入を減らすことができる。
  • 同じ薬剤を複数回使用すると、抵抗性を生じるので、異なる薬剤で対応する。
  • 毒餌に殺虫剤を散布すると、喫食性が低下し効果がくなる
  • クレゾールは、浄化微生物に悪影響を与えるので、浄化槽に用いない

 

IPM

  • IPMとは、総合的有害生物管理のこと
  • 防除は、発生対策よりも発生予防対策(発生対策・侵入経路対策)を重視する
  • 実情は発生予防対策が軽視されている
  • 生息調査を行い、まずは発生予防対策を行う
  • ベクターコントロール :病原体を媒介する害虫の防除
  • 建築物における衛生的環境の維持管理 :防除を行うに当っては、有効・適切な技術を組み合わせながら、人の健康に対するリスクと環境への負担を最小限にとどめるような方法で、総合的有害生物管理の考え方を取り入れた防除体系に基づき実施すること。

 

 

このページのまとめ

 

  • 「ネズミ・昆虫の防除」は、15問の4割である6問正解が最低限の目標
  • 可能であれば、8割の12問は正答したい
  • 細かいところまで問われるので、過去問の活用が近道

 

 

読了、ありがとうございました

また、どこかで・・・