公共職業訓練を受けたことがあります。
ポリテクセンターでは机上での勉強だけではなく、現場(体育館でしたが)での技術指導もありました。
けっこう難しかった記憶もありますし、ほとんどどの練習が1度づつだったので技能習得などトテモ、トテモでした。
なによりも、「技能を修得しても就職活動では役に立たない、それよりも資格試験の勉強の方が大事」という気持ちがありましたのであまり身が入らなかったのも事実です。
しかし働き出してから、訓練校で教わった技術をけっこう利用しています
そして、知識だけでも現場では役に立つこともあります。
また工具の名前を少しは覚えていたので、大恥をかかずにすみました。
訓練校で教わった技術と知識で役立ったもの
工具の名前 工具の知識が一番役に立ちました
工具の名前がわからないと、作業の助手でさえできません。
ウォーターポンププライヤー:アンギラの事
配管工事でナット部分などを回す為に使われる工具。
口の開きの大きさが調整できるため、様々な太さの配管対応出来る。
給排水関係の修繕にはとりあえず持っていくと便利。
モンキーレンチ
ボルト等を回す道具。
幅の調整が可能なので、様々な大きさのボルトに対応出来ます。
ニッパー、ペンチ、ラジオペンチ
このあたりは説明不要だと思っています。
検電器
ないと不便、一々電流計をあてれない。
電流、電圧計
普通はおいてある
メガー:絶縁抵抗をはかる奴
普通はおいてあるものです
インパクト:電動で閉めたり、外したりできる奴
あると非常に便利です
風量計:風速、温度
普通に置いているはず
ペンライト :お勧めはGentos(ジェントス)
個人で用意させられるところもあります。
管理人2は100円ショップで買いました。
会社で買ってくれるなら、Gentos(ジェントス)がお勧めです。(4,000円~9,000円)
遠くを測れる温度計
すいません、名前を度忘れしました。
ピストルみたいな形で、数メーター先の温度が測れる奴です。
そんなに高くないはず、そして便利です。
まだまだありますが、また思い出したときにでも追記したいと思います。
そして、道具には色々な呼び方もありますので、そのあたりも覚えておけば何となくプロの気分になれるかも。
シーリングテープの巻き方
チャキ弁の取り付け時には、シーリングテープを巻きます。
半年に1回しかないけど、まく方向だけは間違えないようにしないと、翌日には水が漏れてくることも。
冷凍機の知識
パッケージエアコンだけでなく、吸収式冷凍機を使っているところも多いと思います。
圧縮、凝縮、蒸発等 冷凍サイクルの基本がわかっていないと、ガス吸収式冷凍機の基本的な仕組みでさえ、理解できないと思います。
真空状態では、水は5℃で蒸発する。基本です。
配管に関する知識と数時間の経験
これは必要です。
知識と経験がないと、本当に見ているだけです。
そして圧力の最低限の知識は必要です。
1回教わっていれば、なんとか格好だけはつきます。
閉め忘れと開け忘れだけは無いように何回も確認すれば大丈夫なはず。
シーケンス制御とインターロック、そしてPid制御
A接点、B接点、条件、Pid制御 いろいろな言葉が職場で飛び交っています。
電気については、管理人は「ドシロウト」です。
電験を持っていない人でも、普通にメーカーがミスしていた、シーケンスを繋ぎなおしたりしています。
その日の管理人2の役目は報告書を書くことでした。
言葉と意味だけでもしっていてよかったです。
特にPid制御。
PID制御は、制御工学におけるフィードバック制御の一種であり、入力値の制御を出力値と目標値との偏差、その積分、および微分の3つの要素によって行う方法のことである。制御理論の一分野をなす古典制御論の枠組みで体系化されたもので長い歴史を持っている。 ウィキペディア
ワード、エクセル
ワードとエクセルを使ったことがありませんでした。
業界特有のソフトがあり、そちら以外使う必要がなかったからです、
しかし、現在の職場ではワードはそうでもないですが、エクセルは毎日のように誰かが使っています。
管理人2はエクセルも苦手です。
しかし、最低限の事だけは時間を気にしなければできますので、たまに資料作りを頼まれます。
特に必要のなかった知識と技術
JWWのCAD
キャドをビル管理でつかう場面は、ほとんどないはず。
管理人2は遊びで使っていますが、たまに責任者の方が報告書に図面をかいて挿入しています。
これも管理人以外は、ほとんどの人が普通に使えます。
でも別に図面を書く必要はないので、あまりいらないかな?
フレア加工 銅管をラッパ状にして接続する技術です
エアコンの取り付けを、ビルメンがすることはないと思う。
ゆえに必要ないです。
ただフレア加工部分から、よくフロンガスが漏れますので、どんな物かだけを知ってさえいれば問題ないと思います。
ポリッシャー
電動モーターで動く、床磨き機です。
少しコツが入りますが、仕事で使うことはないです。
機械はあるが清掃の人でさえ使っているのをみたことがありません。
使うことはないでしょう。
窓切り
ガラスをゴムベラみたいな器具をつかって、綺麗にする技術です。
難しいらしい、訓練所では見ていただけです。
これができると、清掃の手伝いに行かされるかもしれないので、絶対に手を出しません。
便器の取り外しと取り付け
どんな手段を使っても、業者まかせにします。
消火器の薬剤詰め替え
消防設備士6類は持っていますが、消火器など触ることはないです。
消防点検も100%業者任せです。
ビルメンに消防点検とさせるなんて無謀だと、勝手に思っています
世間からはずれた特殊な職種の日常でした。
少しでもお役にたてれば幸いです。