2018年もミニバブルが続く、という見方もあるらしいです。
しかし、街には失業者があふれ、地下道はホームレスに占拠され、夜の街も閑散としています。
この国の景気は、本当によくなっているのか?
疑問を感じながらも、ダラダラのんびりと過ごしています。
そして2月に入ると株式市場に、暴落の兆しが見えてきました。
4月になっても金融不安の影はつねに身近に感じられます。
景気が悪くなると、就職状況も厳しくなってくる。
さて、今回はニート君3人が、社会復帰(レビュー)した話です
最後のほうに、就職した彼ら3人の近況についても書きました。
ニートとは?
ニートという言葉はなんとなくイメージが悪いけど、どういう定義のものだろう?
ニートをグーグルで検索すると、一番上に以下の文章がでてきた。
十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者。
??NEET?は?not in education, employment or training?の略。イギリスで言い出し、二〇〇四年ごろから日本にも広まる。
出展 ウィキペディア
これをみた瞬間、浮かんできた言葉は
「Tさん K君 そしてF君・・・ニート脱出おめでとう」
ポリテクセンターに3人のいわゆるニート君がいたわけだが、上記の定義で言えばすでに3人はニートではなくなっている。
なぜならば、職業訓練を受けているからだ。
というわけで、この記事はここで終わりにいてもいいのだが、別にこんなことを書きたかったわけではない。
もっと本質的なことを書きたかった。
というわけで、もう少し続けます。
現実のニートさんに始めてあった
ニートさんは、引きこもっていることが多いと思う。
だから、実際に会うことはないと思っていた。
そして、かなりの変わり者のはず。
しかし、職業訓練校で3人の元ニートさんにであったが、3人とも普通の人であった。
ニートに対して、ものすごく悪いイメージ(人とまともに会話できない、不潔、太っている等)を持っていたが、偏見を持ちすぎたことを素直に反省いたしました。
F君だけ少し太っているが、骨が太く筋肉質なので体質だろうと思う。それよりもF君の礼儀正しは感嘆ものです
時代の違い
「プロのニートとして10年以上過ごした3人」との会話で感じたことは、時代の違いというのが、1番大きいかな。
彼らが卒業した頃は、普通に学校を出ても、簡単に仕事につけた時代ではなかったみたいです。
この国はずっと平和だけれど、景気の好不況の波は、かなり大きかった。
彼らの卒業の時期は、かなり景気がわるい時期だったみたいです。
社会に出るための準備不足
3人ともそれなりに就職活動はしたらしい。
成績もそこそこだったので、面接まではいく。
しかし、競争が激しいので不採用になる。
T君にいたっては、覇気のなさとやる気のなさを、面接官から指摘されたこともあるらしい。
何度も不採用をくらうちに、やる気をなくしてしまい、活動をやめたということです。
そして全員が、「親にソコソコの収入があったり、またお金持ちだったので、甘えることを選んでしまった」みたいです。
そして、そのままニートとしてのキャリアを完成。
そして、現在にいたる。
上記みたいな感じで初まり、10年以上に渡る「ニート生活」を続けたみたいである。
働く必要性の欠如
ニートできるということは、親にそこそこ収入があるということです。
実際に3人は、両親とも教員、父親が市役所職員、父親は大企業の社員で母親は看護士さん。
かなり収入的に安定している家庭で、育っています。
家に閉じこもっているうちに、自分の現状から目をそらし、「自分はそのうち何かすばらしいことを、なしとげる」と自分に思い込ませていた。
バイトをやってみたことがある人もいたが、体力的なきつさよりも、人間関係から派生するストレスがいやで続かなかったらしい。そしてまたニートに逆戻り。
気がつくと親の退職も近づき、年齢的にも就職できそうなギリギリのところまでちかづいてきた。
どうしようかも悩んでいると、親から「こういうのがある」とポリテクセンターの話を切り出されたらしい。
ちょうど親御さんのほうも自分の退職もちかづいていたからだろう。
3人とも自分からではなく、親御さんのほうから職業訓練受講を勧められたとのことです。
3人とも就職がきまったよ
ニート君全員の就職が決まりました。
明日からはたらく人もいるが、2人は訓練終了後から働き始めます。
来月からです。
働き出してからが、ほんとうの社会復帰だと思う。
3名とも、性格的にいい人なので、このまま成功への道を進んで欲しい
もちろん、職業訓練所の入所選考会で、よさそうな人を選考しているとは思うが、3人とも最高のタイミングで就職できて、他人事ながら本当にうれしい。
管理人1は基本的には、これ以上知り合いを増やしたくはないため、電話番号等の交換は基本的にしないタイプです。
(k君とは、最後の飲み会で電話番号を交換しました)
ただ2人は、管理人の自宅から歩いていける範囲のところでに勤める予定なので、また偶然あえるかも。
ほんとうにおめでとう。
ポリテク入所がニート脱出に最適な3つの理由
ほんとうに、数少ない実例です。
3名の元ニート君は、稀有な例かもしれません
しかし、職業訓練所というのはニートからの脱却、そして社会復帰には最適な場所のような気がします。
(なによりも訓練所に通うだけで、ニートじゃなくなるみたいだし)
- なによりもニート君はわかいので、企業から面接をしたいという逆指名がたくさんはいる。
- 逆指名をことわるには、正当な理由が要るため、そのうちに面接に出向く。
- 逆指名で面接にいくと、ほとんど採用になる
このように背中を押してあげれば、若さという武器があるので、就職自体は簡単に決まると思う。
特にビル管理のような、40代でも若手といわれるような業界ではなおさらです。
そして、ビル管理という職種は、まったりとして暇そうなイメージがあるので、元ニートさんには向いているかも
「ビル管理をしながら、暇な時間を利用して勉強したり、自分に向いた転職先をじっくり探せばいい」とおもう。
Ps・・・半年後の3人の元ニート君の現況 K君は正社員になりました
k君から今日メールがあった。
2月生での新年会をしようという話だった。
残念ながら、日程が合わずに今回は不参加ということになったが、うれしい話を聞けた。
K君は当初は契約社員での入社であったが、必要な資格も取得し、半年の実務を経て、正社員のビルメンとして勤める事になったらしい。
ニート君の最初の仕事はビルメンテナンスが最適かも
K君の話では、F君はビルメン業界でない普通の会社に勤めているが、かなり厳しいみたいで、大変そうということです。
F君は、いわゆるブラック企業に、勤めてしまったみたいです。
Tさんについては、特に付き合いはないということでしたが、ビルメンテナンス業界
で、続いているであろうという感じでした。
清掃専門の会社で働いているということです。
やはり、ニートからの最初の業種は、ビルメンテナンスがいいのかも
他にもニート向けの業種がないかと検証してみました。
少しでもお役にたてれば幸いです
またどこかで・・・